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腸溶性ラクトフェリン研究会設立趣意書



 最近におけるライフサイエンスの進歩は、"免疫が関与する難病"、"脳・神経系が関与する難病"等々の病因を解明し、それらに対する新しい治療法発展の大きな可能性を開いてきました。特にバイオテクノロジーの発展は、以前は不可能視された生体の微量成分を難病治療に役立てる新しい治療法を開発してきました。ラクトフェリンは牛乳に0.15〜0.2グラムしか含まれていない微量成分です。現在、ラクトフェリンは育児用調製粉乳、ヨーグルト、飲料などの食品への添加されたり、錠剤あるいはカプセル剤等のかたちで健康食品として販売されています。しかし、高価なわりに必ずしも健康増進に役立っていないのではないかと云う疑問の声も聞こえてきます。ラクトフェリンは「免疫賦活作用」、「鎮痛・抗ストレス作用」、「脂質代謝改善と基礎代謝昂進」等々、優れた効能・効果を持ちながら、素晴らしさが世の中に認識されているとは云えません。それは経口投与したラクトフェリンの吸収・代謝を巡り混乱した状態が続いているからです。このような現状のなかで、ラクトフェリンを真の健康増進、特に、いろいろな難病に悩む病者の"生活の質"を改善するためにはどうしたらよいかを研究するため"腸溶性ラクトフェリン研究会"は設立されました。この問題に関心がある皆様のご参加をお待ちしています。
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